アミティーザの有効性

24時間以内の自発排便

〈後期第Ⅱ相用量反応性試験〉

【対 象】原因が特定できない慢性便秘症患者170例(アミティーザ®16μg/日群:41例、32μg/日群:43例、48μg/日群:44例、プラセボ群:42例)

【投与方法】アミティーザ®8μg、16μg、24μg又はプラセボを1日2回(朝食後及び夕食後)2週間経口投与した。

【主要評価項目】投与第1週における自発排便回数の変化量

【副次評価項目】 自発排便回数、救済薬の追加投与回数、初回投与24時間/48時間以内に排便があった患者の割合、便の硬さ、腹部症状、QOL 等

注)自発排便:24時間以内に下剤、坐剤、浣腸を使用していない排便

〈第Ⅲ相二重盲検比較試験〉

【対 象】原因が特定できない慢性便秘症患者124例(アミティーザ®48μg/日群:62例、プラセボ群:62例)

【投与方法】アミティーザ®24μgまたはプラセボを1日2回(朝食後及び夕食後)4週間経口投与した。

【主要評価項目】投与第1週における自発排便回数の変化量

【副次評価項目】 自発排便回数、救済薬の追加投与回数、初回投与24時間/48時間以内に排便があった患者の割合、便の硬さ、腹部症状、QOL 等

注)自発排便:24時間以内に下剤、坐剤、浣腸を使用していない排便

※対象の主な選択・除外基準
・自発排便回数が平均3回/週未満の状態が6ヵ月以上持続している患者
・器質性便秘及び二次性便秘(薬剤性便秘及び症候性便秘)の除外

アミティーザ®初回投与24時間以内に、約60~75%の患者に自発排便が認められました。

〔文献〕
1)Fukudo S et al. : Neurogastroenterol Motil. 23 (6) : 544-e205. 2011
2)Fukudo S et al. : Clin Gastroenterol Hepatol. 13 (2) 294-301. e5. 2015

第Ⅲ相二重盲検比較試験

第Ⅲ相二重盲検比較試験1)

【対 象】原因が特定できない慢性便秘症患者124例(アミティーザ®48μg/日群:62例、プラセボ群:62例)

【投与方法】アミティーザ®24μgまたはプラセボを1日2回(朝食後及び夕食後)4週間経口投与した。

【主要評価項目】投与第1週における自発排便回数の変化量

【副次評価項目】 自発排便回数、救済薬の追加投与回数、初回投与24時間/48時間以内に排便があった患者の割合、便の硬さ、腹部症状、QOL 等

注)自発排便:24時間以内に下剤、坐剤、浣腸を使用していない排便

※対象の主な選択・除外基準
・自発排便回数が平均3回/週未満の状態が6ヵ月以上持続している患者
・器質性便秘及び二次性便秘(薬剤性便秘及び症候性便秘)の除外

初回自発排便までの時間1)

アミティーザ®初回投与から最初の排便(初回自発排便)までの時間は、アミティーザ®群は23.5±29.1時間、プラセボ群は48.0±79.2時間であり、アミティーザ®群で効果発現の早いことが認められました。

便の硬さ1)

便の硬さをブリストル便形状スケールに従い7段階で評価したところ、アミティーザ®群は投与前2.22±1.00でしたが、投与1週後3.78±1.51、2週後3.49±1.40、3週後3.37±1.41、4週後3.66±1.45となり、全ての週でプラセボ群に対し有意な改善を示しました。

便秘の重症度(患者による全般的評価)2)

便秘の重症度を5段階で評価したところ、アミティーザ®群は投与前2.74±0.79、投与1週後1.49±1.01、2週後1.59±0.95、4週後1.52±1.01であり、全ての評価時期でプラセボ群に対し有意な改善を示しました。

副作用

臨床検査値異常を含む副作用発現率は、アミティーザ®群41.9%(26/62例)、プラセボ群16.1%(10/62例)で、アミティーザ®群の主な副作用は下痢14.5%(9例)、悪心14.5%(9例)等でした。

〔文献〕
1)Fukudo S et al. : Clin Gastroenterol Hepatol. 13 (2) 294-301. e5. 2015
2)承認時評価資料

第Ⅲ相長期投与試験

第Ⅲ相長期投与試験

【対 象】 原因が特定できない慢性便秘症患者20例

【投与方法】 アミティーザ®24μgを1日2回(朝食後及び夕食後)48週間経口投与した。

【評価項目】 自発排便回数、救済薬の追加投与回数、初回投与24時間/48時間以内に排便があった患者の割合、便の硬さ、腹部症状、QOL評価 等

注)自発排便:24時間以内に下剤、坐剤、浣腸を使用していない排便

自発排便回数1)

自発排便回数は、投与前1.9±0.7回が、投与1週後6.5±5.0回に増加し、以降48週後まで5.2~5.9回で推移し、効果の減弱は認められませんでした。また、自発排便回数の変化は、投与1週後で4.6±5.0回増加し、以降48週後まで3.3~4.0回の増加で推移し、全ての週で投与前に比べ有意な増加が認められました。

便の硬さ

便の硬さをブリストル便形状スケールに従い7段階で評価したところ、投与前2.4±1.1が、投与1週後4.0±1.5に改善され、以降48週後まで3.7~3.9で推移し、効果の減弱は認められませんでした。また、便の硬さの変化量は、投与1週後から48週後までは1.2~1.6で推移し、全ての週で投与前に比べ有意な改善が認められました。

便秘に伴う症状(腹部膨満感、腹部不快感、いきみの強さ、残便感)及び便秘の重症度(患者による全般的評価)2)

腹部膨満感、腹部不快感、いきみの強さ、残便感、便秘の重症度(患者による全般的評価)をそれぞれ5段階で評価したところ、腹部膨満感、いきみの強さ、残便感、便秘の重症度は、評価した全ての週(時期)において投与前に比べ有意な改善を示しました。腹部不快感は投与2週後以降の全ての週において投与前に比べ有意な改善を示しました。また、各評価項目に対する効果の減弱は認められませんでした。

その他の作用

(1) SF-36®を用いたQOL評価(国民標準値に基づいたスコアリングによる得点)1)
SF-36®を用いたQOL評価において、身体機能、体の痛み、全体的健康感、日常役割機能(精神)の項目は投与24週後と48週後で、活力では投与24週後で、投与前に比べ有意な改善が認められました。

[SF-36®とは]
SF-36®は、QOLを包括的に評価する方法で、「36の項目」「8つの下位尺度」「2つのサマリースコア」の3つのレベルから構成されています。下位尺度である「身体機能」「日常役割機能(身体)」「体の痛み」「全体的健康感」「活力」「社会生活機能」「日常役割機能(精神)」「心の健康」を得点化して、得点が高いほど健康度がよいと評価されます。国民標準値に基づいたスコアリングでは、国民標準値を50点とし、その標準偏差を10点として変換したものです。
・SF-36®はMedical Outcomes Trustの登録商標です。参1~3)

(2) IBS-QOL-Jを用いたQOL評価1)
IBS-QOL-Jを用いたQOL評価において、全体得点では投与前は77.81±17.62でしたが、投与24週後は90.60±10.60、48週後は89.50±12.44となり、有意な改善が認められました。また、各サブスケールのスコアも同様に投与前に比べ投与24週後及び48週後には有意な改善が認められました。

[IBS-QOL-Jとは]
IBS-QOL(IBS-Quality of Life Measurement)の日本語版であり、過敏性腸症候群におけるQOLを特異的に評価する方法です。34の質問項目から成り、これらを8つの下位尺度(「憂うつ」「活動制限」「ボディ・イメージ」「健康に対する心配」「食事回避」「社会生活」「性的問題」「人間関係」)に分けて評価します。各項目を5段階で評価し、その採点結果を100点満点に換算します。得点が高いほどQOLが良好であることを示します。

副作用

臨床検査値異常を含む副作用発現率は、安全性評価対象例209例中153例、73.2%で、主な副作用は、下痢37.3%(78例)、悪心27.3%(57例)、胸部不快感7.2%(15例)、腹痛5.3%(11例)、嘔吐4.8%(10例)等でした。また、血清電解質への影響は認められませんでした。

〔文献〕
1)Fukudo S et al. : Clin Gastroenterol Hepatol. 13 (2) 294-301. e5. 2015
2)承認時評価資料

〔参考文献〕
参1) Fukuhara S et al. J Clin Epidemiol 1998; 51(11): 1037-1044.
参2) Fukuhara S et al. J Clin Epidemiol 1998; 51(11): 1045-1053.
参3) 福原俊一 ほか. SF-36v2 日本語版マニュアル. 特定非営利活動法人健康医療評価研究機構, 京都, 2004.

添付文書
効能・効果、用法・用量、警告・禁忌を含む使用上の注意、効能・効果に関連する使用上の注意、用法・用量に関連する使用上の注意については「添付文書(PDF)」をご参照ください。

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